pythonでpypi作る時のプロジェクトで、一般的なバージョン管理とテストフロー、そのためのディレクトリ構成について

[dai-motoki]

Pythonでパッケージを作成し、PyPIで公開する際の一般的なバージョン管理とテストフロー、およびそのためのディレクトリ構成について説明します。

1. バージョン管理:

   • Gitを使用してプロジェクトのバージョン管理を行います。
   • GitHub、GitLab、BitBucketなどのリモートリポジトリにプロジェクトをホストすることが一般的です。
   • セマンティックバージョニング (例: 1.0.0、1.1.0、2.0.0) を使用して、パッケージのバージョンを管理します。

2. テストフロー:

   • 自動化されたテストを実行して、コードの品質を維持します。
   • ユニットテスト、統合テスト、機能テストなどを実装します。
   • テストフレームワークとしては、pytest、unittest、noseなどが一般的に使用されます。
   • CIツール（例: Travis CI、CircleCI、GitHub Actions）を使用して、プルリクエストやマージ時に自動的にテストを実行します。
   • カバレッジツール（例: coverage）を使用して、テストカバレッジを測定し、カバレッジレポートを生成します。

3. ディレクトリ構成:
   プロジェクトのディレクトリ構成は以下のようになります。

   project_name/
   ├── project_name/
   │   ├── __init__.py
   │   └── ...
   ├── tests/
   │   ├── __init__.py
   │   └── ...
   ├── docs/
   │   └── ...
   ├── setup.py
   ├── requirements.txt
   ├── README.md
   ├── LICENSE
   ├── .gitignore
   └── ...
   

   • project_name/: プロジェクトのソースコードを含むディレクトリ。パッケージ名と同じ名前にします。
   • tests/: テストコードを含むディレクトリ。
   • docs/: ドキュメントを含むディレクトリ。
   • setup.py: パッケージのメタデータ、依存関係、ビルド設定などを定義するファイル。
   • requirements.txt: パッケージの依存関係を記述するファイル。
   • README.md: プロジェクトの概要、インストール方法、使用方法などを説明するファイル。
   • LICENSE: ライセンス情報を含むファイル。
   • .gitignore: Gitで無視するファイルやディレクトリを指定するファイル。

4. その他の考慮事項:

   • コードの品質を維持するために、リンター（例: flake8、pylint）やフォーマッター（例: black、yapf）を使用することが推奨されます。
   • ドキュメントの生成には、SphinxやMkDocsなどのツールを使用できます。
   • パッケージの配布には、setuptoolsやwheelを使用します。
   • PyPIへのパッケージのアップロードには、twineを使用します。

以上が、Pythonでパッケージを作成し、PyPIで公開する際の一般的なバージョン管理とテストフロー、およびそのためのディレクトリ構成の概要です。プロジェクトの規模や要件に応じて、適宜カスタマイズしてください。