論文や学会の概要など、文書を複数人でブラッシュアップするとき、 git, githubを使うと便利である。
ここでは、そのやりとりについての簡単なルールをまとめる。
- 一つの文書・著者一人あたりに、一つのブランチを作って、その中でファイルを更新していく。
- 初稿の段階で master にそのブランチの Pull Request を送る。
- 複数回の修正が繰り返される場合は、上記 Pull Request 内でやり取りを行なう。
- 最終的に文書が完成してサブミットする段階になると、そのブランチを master ブランチにマージする。
おおよそ年度ごと、研究室の文書を格納する(プライベート)リポジトリを用意しておく。
文書ごとにディレクトリを作成しておく。
ディレクトリ構造は以下のようにする。
─ documents_20**.git
└ 学会名 or 論文名
└ 著者名
├ TeX ファイル1
├ TeX ファイル2
│ …
└ サブディレクトリ
├ ファイル1
├ ファイル2
│ …
- 文書を作成する前に、masterブランチから新たなブランチを作成しそれをチェックアウトする。
- 文書を作成し、完成すればコミットする。
- レビュアーに送る準備ができれば、master ブランチに対して Pull Requestを送る。
- Pull Request を受け取れば、そのブランチをローカルに Pull する。
- そのブランチ内でファイルを修正する。
その際、コメントはGit hub内で書くよりも、ファイルのコメント欄に書くほうが良さそう。3. コメントの入力が終了すれば、修正したファイルをcommit, pushする。Github の Pullrequest 内にコメントを書いたほうが、議論の過程がわかりやすそう。 - 上記 Pull Request 内にコメントを記入することで、著者に通知が届く。
- Pull Requestにコメントが記入され、レビュアーによりファイルが更新されていれば、
Pull することでリモートでのファイルの更新をローカルに反映させる。 - レビュアーのコメントに従ってファイルを更新する。
- 文書が完成すれば、同じブランチに commit, pushする。
- 上記 Pull Request 内にコメントを記入することで、レビュアーに通知が届く。
著者とレビュアーとのやりとりを繰り返して、文書が完成すれば、 上記の Pull Request を master ブランチにマージする。